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ザックリ外国人雇用:宗教と仕事内容のミスマッチング

外国人雇用をいざはじめてみると、

トラブルになりやすいポイントの1つに宗教への非理解があります。


恥ずかしながら私の家族や友人もですが、宗教と聞くと差別意識があり悲しくなりました。

まあ、これも日本では普通ですね。

大阪と東京の普通が違うように、

日本と海外の普通はもっと違います。


国によっては、宗教が国と一体化しているところもあります。

外国人だけが、日本の文化によりそうのではなく、

日本人からも、外国人によりそうことは、外国人雇用においては必須です。

『郷に入っては郷に従え』は時代遅れ思考放棄の甘えです。


 それって、雇っても仕事できる?

私がサポートしてきた初期の会社(中華料理)で、外国人を雇用したが、

・豚肉に触れることができない

・牛肉に触れることができない。

それぞれ違う国籍の方ですが、そのようなケースがありました。

当然中華料理店なので、肉を触ることができなければ仕事になりません。

残念ながら短期間で辞めることになりました。


いったい何がいけなかったのでしょうか?

100名以上サポートしてきた中で以下の2カ国の方を雇用する場合は、

双方のために、面接の段階で確認した方が良いポイントがあります。

以下の国にかぎらず、人によるので基本的に確認をおすすめします。


・インドネシア(地域によるがイスラム教が多数)

→イスラム教では、豚肉とアルコールが禁止


・ネパール(地域によるがヒンドゥー教が多数)

→ヒンドゥー教では、牛肉は禁止


厳密に追求すれば少し異なりますが、

とりあえず上記のポイントを押さえておけば大丈夫です。


ただし、宗教の信仰度によって、

イスラム教でも豚肉を食べてアルコールを飲む人もいれば、

ヒンドゥー教でも牛肉を食べる人もいます。


また、食べることはできないが、調理をすることは可能

といった場合もあります。


これは、個人によって違うので外食業で肉を扱うのであれば、

その肉を調理することはできるか?確認することをおすすめします。


間違っても『面接で宗教を聞く』は日本では禁止されているので、

しないように注意してください。


シビアなことではあり、結局は個人によって異なりますが、

双方のために、面接でそもそも仕事ができるのかを確認するため、

事前にしっかしと話あうことをおすすめします。


余談ですが、私も初期の頃は

自社で雇っているインドネシア人(イスラム教)のスタッフへ

大好きなウインナーパンをおやつに渡したことがあります。


イスラム教では豚肉が禁止されていることは知っていましたが、

ウインナーパンがダメだとは思ってもいませんでした…


結局それは、その外国人スタッフは満腹など理由をつけて手をつけなかったので

私が全部食べましたが、

かなり後に、あれはダメだとそのスタッフから怒られた苦い記憶があります。


当人にとっては、汚いものを渡され、

バカにされているように感じるらしいので、絶対にやめましょう。


今回は以上になります。

日本の外国人雇用を簡単にする。IRJ井上


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